『廃棄による実害はない』から
処分はしない方針
って

手続きを行ったことの
処分はしろよな

そりゃそうでしょう

7/1(金) 8:00
三重県、手続き経ず公文書廃棄 667件、職員が失念
三重県は30日、公文書管理条例で定める手続きを経ずに667件の公文書を廃棄していたと発表した。職員が手続きを失念したことが原因。「廃棄による実害はない」として、職員の処分はしない方針。

県によると、手続きを経ずに廃棄したのは、職員の出張に関する復命書や議会関係資料のほか、予算要求や出納、会計、退職手当などの関係文書。既に廃棄したため、文書の詳細な内容は把握していない。

これらの文書は同条例に基づき、有識者でつくる公文書等管理審査会に歴史的公文書として永久保存する必要性について意見を求める必要があったが、令和2年12月の審査会に報告せず廃棄していた。

各部局が昨年2月に実施した内部業務の確認作業をきっかけに発覚。条例は令和2年4月に施行され、今回が初の手続きだった。誤って公文書を廃棄した担当者らは「手続きを失念していた」と話したという。

法務・文書課は「審査を経ない廃棄は条例違反で申し訳ない」と陳謝。公文書管理規程で定める保存期間を満了していたことや、廃棄した公文書の名称を踏まえて「廃棄の影響はなかった」としている。

また、県は13件の公文書を規程より半年から5年ほど早く廃棄していたと発表。うち7件は北勢流域下水道事務所の工事関係書類で当時も公表した。残る6件は津地域農業改良普及センターの決裁に関する文書だった。
三重県、手続き経ず公文書廃棄 667件、職員が失念




きっと同じことを繰り返すぞ

コラムでしっかり補足されてんじゃん


2022年7月2日(土)
▼コラムの書き手は釣り師に似ていると言ったのは休刊になってしまったが、確か文藝春秋社が出していた月刊誌『諸君!』の巻頭を飾った名コラム「紳士と淑女」の筆者、徳岡孝夫さんであった。川のそばに腰を掛け、釣り糸を垂らし、浮きの流れるのをぼんやり眺める。ピクッと上下するとニヤリと笑う。古今の類似の出来事に思いを巡らせ、コラムの一話の題材が一丁上がり、見つかった、と


▼三重県が公文書管理条例で定める手続きを経ずに667件の公文書を廃棄した。見つかった、という思いは共通かもしれない。が、名コラムニストと異なり、ニヤリというより戸惑いが先にくる。類似の出来事はすぐ思いつく。約41億円の繰り越し手続きを忘れた事件。看護大学の受験料、入学金などの値上げを議会の議決を経ずに実施した事件

▼前者が「失念した」、後者が「連絡ミス」が原因とされた。今回も「手続きを失念した」。その都度陳謝し、再発防止策を検討する、実施するなどとし、すぐに同じことを繰り返す。最近では土砂条例の解釈に間違っていたとし、事業者への行政指導を変更した

▼職員の処分が口頭注意より軽かった気がしたが正確かどうか、失念した。今度も、職員の処分はしない方針。「廃棄による実害はない」というのが理由らしいが、公文書は、県民の財産。実害があったかどうかは県民が判断することだ。廃棄したため文書の詳細は不明という。驚くべきずぶとさだ


▼こういう恥知らずな連中を相手にし、コラムの題材は見つかっても言うべき言葉が見つからない。笑えることでなし。




 
 
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